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和菓子の国へようこそ
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一般に和菓子は植物性の原材料を使った嗜好品と説明される。
食品の絶対条件である味覚。歯ざわりや舌ざわりや楊枝でお菓子を切るときの触覚。素材のほのかな香りを楽しむ嗅覚。さまざまなデザインを目で見て味わう視覚。そして聴覚。和菓子には古典文学や四季の移ろいに想を得た名前 (菓銘) がつけられている。
そうした雅な菓銘を耳で聞くことによって和菓子の世界は広がる。
五感のうち、特に視覚と聴覚がそれまでの菓子の世界に加わることによって和菓子が大成する。例えば饅頭を黄色と白に染め分け、9月9日のの重陽の節句にかかわる菊の着せ綿にちなんだ
「着綿」 (きせわた) や初冬の朝、池の氷に閉じ込められた童貞を道明寺生地と羊羹で表現した。「薄氷」(うすらい) のようにお菓子のデザインと名前を工夫することによって、小さな和菓子の中に日本文化を取り込む。平安中期の承和年間、国内に疫病が蔓延した。仁明天皇は年号を嘉祥と改め、その元年(848年)の6月16日に、16個の菓子や餅を神前に供えて、疾病よけと健康招福を祈ったとされる。
これを起源として、6月16日に厄除け・逆援を願って菓子を食う「嘉祥菓子」の習俗が、さまざまに形を変えながら、平安期から中世・近世まで存続した。全国和菓子協会は、こうした故事にちなみ、日本の食文化を正しく隆盛に後世に伝え残すために一層の努力を積み重ねることを目的として、この記念日を制定した。
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